秋葉原物語

あらすじ

 

 ネットでちょっとした前評判を目にしていた同人ゲーム、『はじめてのあきはばら』。
 発売日にそれを入手しようと、はオタク友達のと同人ショップで待ち合わせをしていた。
 そこに偶然現れたの従姉妹の三姉妹、亜弓千尋珠希。秋葉原での、実に7年ぶりの再会であった。思春期の頃にからオタク趣味を植え付けられた彼女たちは、今や三人とも立派な濃いオタクに成長していた。
 純が『はじめてのあきはばら』を購入しているのを知り、激しく狼狽する亜弓。実は彼女がその同人ゲームの作者その人で、発売日の売れ行きを見にショップまで来ていたのだった。『はじめてのあきはばら』が三姉妹のとの思い出を調教ゲーム仕立てにしたものだということを、はまだ知らない。
 千尋は今やガレージキットの女性原型師に、珠希は同人漫画作家になっていた。特に千尋はその筋ではかなり名の知れた存在で、その正体を知って驚く。5人は即売会へ向けてタッグを組むべく、急速に意気投合してゆく――。

 

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